メインコンテンツに移動

Supermicro、レッドハット、Solarflareが財務アプリの待ち時間を2桁向上させ世界記録を達成

Solarflareのネットワークスタックを使用したRed Hat Enterprise Linux 7.5搭載のSuper Micro 1U Ultra Serverが、平均待ち時間2.3マイクロ秒のSTAC-N1(TM)ベンチマークで世界記録を達成

企業向けコンピューティング、ストレージ、ネットワークソリューション、グリーンコンピューティング技術の世界的リーダーであるSuper Micro ComputerInc.NASDAQSMCI)は20日、レッドハット(Red Hat)とSolarflareと共に、世界有数の金融機関向けSTACRthe Securities Technology Analysis Centerの、広く知られているSTAC-N1ベンチマークにおいて、待ち時間低減の世界新記録を達成したと発表した。 

 Photo - https://mma.prnewswire.com/media/708345/Super_Micro_STAC_N1.jpg

STAC-N1は、市場データスタイルの作業負荷を使用し、ホストネットワークスタックの性能を測定する。このベンチマークは、4.18GHzでオーバークロックされたデュアル8コア、インテルRXeonRScalable 6144Gold)プロセッサーを搭載したSupermicro SYS-1029UX-LL1-S16サーバーのペアで実行された。サーバーには、レッドハット(Red Hat)のRed Hat Enterprise Linux 7.5オペレーティングシステムとSolarflare X2522アダプターも搭載されていた。以前、公表されていたSTAC-N1の結果と比較して、ベアメタルシステムは、基本速度(10万メッセージ/秒)とテストされた最高速度(100万メッセージ/秒)の両方で最少平均待ち時間が2.3マイクロ秒だった。

Supermicroのチャールズ・リャン社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べた。

Hyper-Speedサーバーにとって、Supermicroは最新のプロセッサー、ネットワークインターフェイス、NVMeフラッシュストレージを最大限活用した高度な最適化により、パフォーマンスを限界まで引き上げる革新的な新サーバーで先頭を走り続けている」「高頻度取引や関連する財務分析アプリケーション向けに最適化された最新世代のHyper-Speed Ultra Serverを使用することで、Supermicroは待ち時間のパフォーマンスを大幅に向上させ、顧客に世界最速のシステムを提供している。こうした新たなHyper-Speedソリューションは、Hyper-Turboモードの導入でパフォーマンスを最大化するだけでなく、ミッションクリティカルなアプリケーションに企業クラスの信頼性を与えている」

レッドハットのコア製品・クラウドサービス事業部シニアバイスプレジデントのクレーグ・ムジラ氏は「Linuxは作業負荷が極端な場合のオペレーティングシステムとして最適だ。Red Hat Enterprise Linuxはこのような多くの展開の基盤である。SolarflareSupermicroとの協業を通じて、最新のSTAC-N1ベンチマーク向けプラットフォームを提供し、その過程で世界記録を達成できたのは喜ばしい」と述べた。

Solarflareのマーケティング担当副社長であるアーメット・フセイン氏は、次のように語った。

STAC N1のテスト結果は、業界にとって2つの重要な節目となっている」「まず、電子商取引などの高性能アプリケーション向けのコンテナの使用の仮想化が可能であることを証明した。さらにこれらの結果は、Kuberneteshttps://blog.openshift.com/red-hat-chose-kubernetes-openshift/ )とコンテナあるいはクラウドベースのネットワーキングが極端な規模環境下で効率的に作動し、これこそが将来のアプリケーション開発であることを示している。われわれは、こうした成果を達成したSupermicro、レッドハット、およびわがチームの働きをたたえ、今後の共同作業を楽しみにしている」

Supermicro Hyper-Speed Solutionsに関するビデオやホワイトペーパーなどの包括的情報については、以下を参照。

https://www.supermicro.com/products/nfo/Hyper-Speed.cfm