Supermicro がオープン 5G 無線アクセスネットワーク(RAN)向けのサーバークラスエッジシステムを発売
【サンノゼ(米カリフォルニア州)2019年 12月 3日 PR Newswire=共同通信 JBN】
*新しい SuperServers は、O-RAN オープンプラットフォーム・ソフトウエア、インテル Xeon スケーラブルプロセッサー、GPU、FPGA、柱上セルタワー設置用の IP65 定格保護エンクロージャーを提供
エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワークソリューション、グリーンコンピューティング・テクノロジーのグローバルリーダーである Super Micro Computer, Inc.(SMCI)は、第 2 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサー、O-RAN 準拠の提携ソフトウエア、および過酷な環境で動作する能力に基づく完全に構成可能な SuperServer を活用した 5G セルタワー設置用の新しいソリューションを発表した。これらの機能により、特許取得済みのハードウエア/ソフトウエアから 5G インストール用のオープンソースソフトウエアおよび分散型ハードウエアへのモバイルネットワークの進化を加速させる。
Supermicro のチャールズ・リアン社長兼最高経営責任者(CEO)は「Supermicroのデータセンターの顧客とグローバルな通信事業者は、マルチベンダーのウェブスケール・ネットワークをサポートする独自仕様ではない分散型ハードウエアおよびソフトウエア 5G ソリューションを求めている。Supermicro の新しい SuperServer ソリューションは最大の展開の柔軟性と効率的な総所有コスト(TCO)を備えた 5G ネットワークインフラストラクチャーを提供する」と述べた。
Supermicro の 2 つの新しいシステムは、Intelligent Edge である 5G 向けの同社初のサーバーと、第2世代インテル Xeon プロセッサーに基づく、他の組み込み型アプリケーションである。E403-9P-FN2T は、要求の厳しい環境向けに構築されており、GPU および FPGA アクセラレーターカード用の 3 つの PCI-E スロットが含まれている。コンパクトな 1U 1019P-FHN2T は、マイクロデータセンターや別の目的で使用された本社所在地といった制御された環境に最適で、2 つのフルハイト・フルレングス PCI-E スロットが特徴である。
これらの拡張スロットにより、Supermicro は GPU カードを介してリアルタイムのエッジ AI 推論を提供し、インテル FPGA Programmable Acceleration Card N3000 を使用して 5G RAN ソフトウエアとオープンスタンダードのサイト間通信を加速することができる。これらの新しいサーバーは、Supermicro の成功した Xeon D ベースの 1019D および E403 モデルを補完している。Supermicro は、セルタワーやマイクロセルサイトなどの屋外環境のニーズを満たすために、IP65 定格の保護エンクロージャーを開発している。
Supermicro は、データセンターレベルのリモート管理をエッジコンピューティングプラットフォームに拡張する、高性能で電力効率の高いオープンハードウエア・サーバープラットフォームを提供するマーケットリーダーであり、Kubernetes や VMware などのソフトウエアを含む仮想化とコンテナーに関する豊富な経験を持っている。新しい 5G アーキテクチャーは、標準化されたインターフェースで接続されたオープンなハードウエアプラットフォームと仮想化されたネットワーク要素に基づいている。Supermicro は O-RAN Alliance に参加して、クラウドネイティブのオープン 5G RAN アーキテクチャーの構築を支援し、これらのソリューションはネットワークが 5G に移行する際に 4G を同時にサポートする。
5G コアネットワークは、Supermicro の Resource-Saving Architecture が高性能のマルチノード BigTwin™ や高密度の SuperBlade® および MicroBlade™ 製品などの
革新的なコンピューティングプラットフォームを提供するデータセンターハードウエア上で実行する仮想モデルに移行してきた。これらのシステムは、冷却の共有と効率的な電力を活用し、サーバーラック全体を無駄に全交換することなく最新のアップグレードを可能にするために分散された構造を特徴としている。