Supermicro、インテルArctic Sound-M および インテル Habana Labs Gaudi®2 に対応する新システムを発表
カリフォルニア州サンノゼ、2022 年 5 月 13 日 -- Super Micro Computer, Inc. (Nasdaq: SMCI)は、ハイパフォーマンスコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、グリーンコンピューティングテクノロジーのグローバルリーダーです。同社は、要求の厳しいクラウドゲーミング、ビデオや音声などのデジタルメディア配信、AI/MLワークロードに最適なインテルおよびインテルHabana Labsのテクノロジーによる、2つの新しいアクセラレータ対応製品を発表しました。両製品は、5月10日~5月11日(現地時間)に開催されたIntel Vision 2022で紹介されました。
Supermicro の社長兼最高責任者(CEO)であるチャールズ・リアン(Charles Liang)は、次のように述べています。「Supermicroはインテルおよび Habana Labs と緊密に協力して、高効率なデジタルメディア配信とAIトレーニングを必要とする組織の厳しいニーズに対応可能な、Arctic Sound-MおよびGaudi2 をサポートするさまざまなサーバーソリューションを提供します。当社は引き続き主要なテクノロジー企業と協力して、複雑なワークロードに対するアプリケーションに最適化されたトータルシステムソリューションを提供し、システムパフォーマンスを向上していきます。」
Supermicro は、Building Block Solutions® のアプローチに基づいて、新しいシステム設計を行うことによって、最新のテクノロジーを迅速に市場に投入することができます。この方法により、新しいGPUとアクセラレーションテクノロジーを既存の設計に簡単に組み込むことができ、必要に応じて既存の設計をより高性能なコンポーネントにすばやく適応することができます。
インテルのデータセンターおよびAIグループのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーである Sandra Rivera 氏は次のように述べています。「Supermicroは、最新の Gaudi2 およびArctic Sound-M アクセラレーターを活用するシステムで、高度なAIおよびデジタルメディア処理の提供を支援します。SupermicroのGaudi AIトレーニングサーバーは、データセンターで最も急速に成長しているワークロードで、深層学習トレーニングを加速します。」
Arctic Sound-M GPU
Arctic Sound-M GPU を搭載した Supermicro システムは、クラウドゲーミング、メディアトランスコーディングとストリーミング、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)、シミュレーションと可視化、機械学習、コンテンツ作成などの厳しい要件に対応します。業界初のハードウェアAV-1エンコーダーとオープンソースのメディアソフトウェアスタックにより、インテル Arctic Sound-M はソフトウェアのみによるビデオトランスコーディングおよび配信と比較して、パフォーマンスを劇的に向上させ、VDI環境向けのアクセラレーション機能を搭載しています。
インテル Arctic Sound-M GPU は、ノードあたりシングルプロセッサーで3 GPUの 2U 2ノードのインテルシステム、4U 10x GPUシステム、および、CloudDC サーバー製品で利用可能になり、年内に追加のシステムが順次発表される予定です。新しいSupermicro AIトレーニングサーバーには、第3世代 インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーと、高性能AIトレーニング環境向けに8つの Habana Gaudi2 アクセラレーターを搭載します。
Habana Labs Gaudi2 アクセラレーター
Habana Labs Gaudi2 は、画像分類、オブジェクト検出、自然言語処理(NLP)モデル、レコメンデーションシステムなどのビジョンアプリケーションを含む、さまざまなワークロードに優れています。 新しいAIトレーニングサーバーは、8Uの筐体に新しいHabana Gaudi2(HL-225)を搭載した商用では最初の実装になります。 このサーバーは、デュアル 第3世代 インテル Xeonスケーラブル・プロセッサーと最大8TB DRAMを組み合わせて、AIトレーニングを新しいパフォーマンスレベルに加速します。24個のホットスワップ可能なドライブ・ベイにより、大容量のローカル高性能ストレージをサポートし、サーバー内で大量のI/Oが可能になります。
さらに、Gaudi2アクセラレーターは、 空冷(HL-225)で利用可能です。Habana Gaudi2を使用すると、スケーリングが容易になります。RoCEを使用することで、各Habana Gaudi2 アクセラレーターは、700 GB/秒で同一サーバー内の別の Gaudi2 アクセラレーターと通信でき、異なるサーバー上の Gaudi2 アクセラレーターとは、2.4 TB/秒で通信できます。さらに、各サーバーには 6つの QSFP-DD ポートを搭載しているため、スケールアウトが容易になり、より大きなモデルやデータセットの処理に対応できます。