Supermicroが最新のスケールアップ・インメモリー・コンピューティングプラットフォームの出荷を開始
エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワークソリューション、グリーンコンピューティング・テクノロジーの世界的なリーダー、Super Micro Computer, Inc. (NASDAQ:SMCI、以下Supermicro)は23日、第2世代のインテル(R)Xeon(R)スケーラブル・プロセッサーとインテル(R)Optane(TM)DCパーシステント・メモリーをサポートする新しい4ソケット・サーバーの出荷を開始したと発表した。 SupermicroのSuperServer 2049U-TR4は、業界トップのクラウドベンダー向けの最も要求が厳しいデータ集約型のエンタープライズ・ワークロードを駆動する。このシステムは、最新の第2世代インテル(R)Xeonスケーラブル・プロセッサーをはじめ、パラダイムチェンジしたインテルOptane DCパーシステント・メモリーを最大限に活用するように最適化されており、この2Uサーバーは極めて説得力のある価格で最大112プロセッサーコアを提供する。インテルおよびSAPの最新の調査(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2442814-1&h=719246384&u=https%3A%2F%2Fwww.intel.com%2Fcontent%2Fwww%2Fus%2Fen%2Fbig-data%2Fpartners%2Fsap%2Fpersistent-memory-and-sap-hana-brief.html%3Fwapkw%3Dsap%2Bhana%2Bperformance&a=study )によると、インテルのパーシステント・メモリーはSAP S/4 HANAがDDR4およびSSDだけよりも最大12.5倍速くリスタートすることを可能にする。 Supermicroのラジュ・ペヌマッチャ上級副社長兼最高製品責任者は「当社の4ソケット・サーバーは実証済みの信頼できるマシンであり、世界中の大規模なエンタープライズおよび一流のクラウドサービスプロバイダー向けのミッションクリティカルなワークロードを駆動してきた。これらのサーバーは第2世代のインテルXeonスケーラブル・プロセッサーとインテルOptane DCパーシステント・メモリーを使用して、旧世代のアーキテクチャーよりも大幅に低いコストでインメモリー・コンピューティングの大幅なパフォーマンスブーストを実現する」と語った。 SUSEのWorldwide Alliance Sales担当副社長であるフィリップ・コクレル氏は「SUSEとSupermicroは長年にわたりソリューションで提携し、デジタルエコノミーの顧客にサービスを提供してきた。このパートナーシップはまたしてもSupermicroのソリューションに対するSUSEのサポートをもたらし、今回はSupermicroの最新のインメモリー4ソケットおよび8ソケット・システムが含まれる。SAPワークロード向けの優れたLinuxプラットフォームを提供するSUSEと、Supermicroは今後も協力して、世界中のKubernetesインストレーションにおいてSAP HANAの基礎を築くことによって顧客に優れた価値を提供する」と語った。 クラウドを駆動することに加え、SupermicroのSYS-2049-TR4は安定性およびスケーラビリティーによって、現在のメインフレーム・インフラストラクチャーからの移行を望むエンタープライズ顧客にとって最適なビルディングブロックになる。Neeve Researchが実施した最新の内部テストによると、Supermicro Multi-Processor(MP)サーバーは標準的なメインフレーム・ワークロードに対して優れたパフォーマンスを実証することができた。 次世代インメモリー・コンピューティングテクノロジーのパイオニアであるNeeve Researchのグリシュ・ムトラジャ最高経営責任者(CEO)は「われわれはSupermicro MPサーバーを使用して、10マイクロセカンド以下の応答時間でなんと毎秒1万トランザクション(TPS)をプロセスし、10TBのデータに対してリアルタイムの不正検出を達成した。現在のメインフレームの基準は約800TPSで、50ミリセカンドのレイテンシーを伴う。Supermicroのサーバーは、メインフレーム移行戦略を真剣に検討しているあらゆるエンタープライズにとって驚くべきパフォーマンスと強力なバリュープロポジションを提供する」と語った。 高度なゲノム配列解析ソフトウエアで世界をリードするOmniTierはこの評価を強く支持している。OmniTier Inc,最高技術責任者(CTO)のジョナサン・コーカー博士は「Supermicroの4ソケット・サーバーファミリーはゲノム配列解析向けのOmniTierのCompStor(R)階層化メモリー・コンピューティング・プラットフォームの重要なアセットになることを実証してきた。多大なコンピュート能力を必要とする当社のアプリケーションは、ノードあたりのハイコアカウント(HCC)を必要とし、階層化メモリーの実装は最先端で極めてハイパフォーマンスのローカルストレージへのアクセスを必要とする」と語った。 SupermicroのMulti-Processorサーバーは、リアルタイムOLTP + OLAP、インメモリー分析、仮想化、スケールアップ・ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)などのエンタープライズのミッションクリティカル・ワークロード向けに設計されている。これらのサーバーはRedHat、SUSE、Ubuntu、VMWare、Windowsを含む定評がある幅広いオペレーティングシステムに認定されている。 Supermicroは、最大112コンピュートコアおよび最大18テラバイトのメモリー向けの4つの第2世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーを搭載した最新の4Uサーバーをサンプル提供している。SuperServer 8049U-E1CR4Tは、16の拡張スロット、8つのNVMe SSD、最大6つのGPUカードをサポートする。このシステムの最適なアプリケーションには、インメモリー・コンピューティング、リアルタイムデータ分析、AIインフェレンス、仮想化などが含まれる。