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Super Micro Computer, Inc.
980 Rock Avenue
San Jose, CA 95131 USA

2018年 12月 10日

検査の結果、Supermicro のマザーボードから不正なハードウェアは検出されず

お取引先各位

最近、悪意ある者が製造過程で当社製品に不正なチップまたはその他のハードウェアを挿入したとする誤った報道がなされました。

当社では製品のセキュリティと完全性を最優先に考えております。そこで、業界最先端の第三者の検査会社による協力のもと、徹底的な調査を行いました。当該記事で言及された、また当該記事の中で名前の挙がっている企業が購入した特定のタイプのもの、さらに最近になって製造されたものを含む当社のマザーボードから、それぞれの代表サンプルを抽出して検査を行いました。

本日はその結果を皆様にお知らせいたします。徹底的な調査および複数の機能テストを行った結果、検査会社は、当社のマザーボードに不正なハードウェアが挿入された証拠は一切ないと結論付けました。

この結果は当社にとって、驚くにはあたりません。既に繰り返し申し上げた通り、当社の製造プロセスは、製品の完全性と信頼性を保護するために設計されています。その他にも以下の安全措置を整備しています。

  • 製造プロセスのすべてのステップで、製品をテストしています。プロセスの全体を通じて、製造されたすべてのマザーボードのすべてのレイヤーをテストしています。
  • 組み立て請負業者と共に Supermicro の社員を現場に常駐させるよう義務付け、自動化された工学的、視覚的、電気的テストおよび機能面のテストを含めた複数のチェックを行っています。
  • 当社のマザーボードの構造の複雑さも、さらなる安全措置として機能しています。サプライチェーンの全体を通じ、それぞれのマザーボードは設計に照らして逸脱部分がないか繰り返しテストされており、設計と合致しないマザーボードはすべて検査不合格となります。
  • 改ざんを防ぐため、当社のマザーボードの設計全体に無制限にアクセスできる従業員、チーム、契約業者は存在しません。
  • 当社では、契約業者の工程、品質、管理体制に対する監査を定期的に行っています。

今回の件に関し、Apple および AWS を含めた多くのお客様から、業界としてのご支援を頂きましたことに感謝を申し上げます。また、早い段階で報道の真実性に対し適切に疑問を表明された、米国国土安全保障省の代表者の方々、米国国家情報長官、FBI(米国連邦捜査局)長官をはじめとする政府関係者の皆様方にも感謝を申し上げます。

今回の疑惑が報道された当初より繰り返し申し上げております通り、当社製品から不正なハードウェアが発見されたという報告はいかなる政府機関からも受けておりません。またいずれのお客様からも、当社製品に不正なハードウェアを発見したという報告は受けておりません。さらに、当社製品に不正なハードウェアが挿入されたといういかなる証拠も当社では発見しておりません。

本日の発表は、Supermicro のマザーボードに対する不当な非難に終止符を打つものとなるでしょう。お取引先の多くの皆様もまた、御社ご自身のお客様との問題に対応されていることと存じます。そうした場合のコミュニケーションの一助として頂きたく、当社の品質保証プロセスの要点を示す 短い動画 をご用意いたしました。

当社が総力を挙げた徹底的な調査を行い、報告をまとめるまでの間、長らくお待ち頂きましたことに感謝申し上げます。私共は、当社製品のセキュリティ、完全性、そして品質を誇りにしております。そして誇りをもって、当社製品を擁護いたします。ご質問がございましたらどうぞ、当社チームまでお問い合わせください。

以上、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

Charles Liang's signature
社長・CEO
Charles Liang (チャールズ・リアン)

David Weigand's signature
David Weigand(デービッド・ウェイガンド)
上級副社長・最高コンプライアンス責任者

Raju Penumatcha's signature
Raju Penumatcha(ラジュ・ペヌマッチャ)
上級副社長・最高生産責任者